COWON D2(+/TV)でROCKboxを使用する方法



COWON D2+ にオープンソースのファームウェア/プレイヤーな ROCKbox をインストールしてみたので、その纏めというかメモ的なものです
前提として起動したら起動アクション(電源ON→ホールド→センター位置)を行わずに電源投入ですぐにROCKboxが起動(デフォルトブート)するようにする、という事でよろしくです

まず準備...
基本的には インストールマニュアル(英語)インストールガイド by andrew(英語) を一読すればOK
特にandrew氏のインストールガイドは簡潔に書かれているのでお奨め

※2011/05/28 インストールガイド by andrew(英語) のリンクが切れていたのを修正
※2015/12/21 インストールガイド by andrew(英語) のリンクが切れていたのを修正

※現行のVersion 3.xx 系列はシステムの書き込み関係にバグがあり、再生中にランダムなタイミングで?Panic Errorを起こします
Panic Erroe が発生したら電源ボタンは有効ですので操作してOFFにし、少し待ってから電源投入すれば再生可能です(リジューム位置は前回電源ONにした曲になります)
私の環境ではPanic Error直後に電源を投入すると無音になる、左チャンネルだけ聞こえる、再生できない等の症状が出ます


- 必要なファイル群の確保 -

ROCKbox から...
■Rockbox Utility ...左メニュー[ Downloads ]の下の[ releases ]から[ Rockbox Utility ]をダウンロード(Cassiniファームウェアの場合は不要、あるいは手動インストールするなら不要(一部では使用しない方が良いという話もある))
■D2用カレントビルド ...左メニュー[ Downloads ]の下の[ dev builds ]から[ Cowon D2 ]をクリックしてD2用Rockboxをダウンロード

qHlMw2AW7A氏のwiki から...
■日本語フォントをダウンロードする
お奨めは標準フォントとOsaka14らしい...下部にWindows用フォントを変換する方法もあるので気に入ったのを使えばよい

インストールガイド by andrew から...
■Cassiniカスタムファームウェア ...[ To install Rockbox on your D2/D2+: ]の[ 2. ]の[ click here. ]から欲しいファームウェアをダウンロード(電源投入後すぐにRockboxを起動するなら[ Cassini 2.11 ]が良いかも...何故か当方の環境では3.x系とかでは上手く動かなかった 対応言語によってバージョンが違うので当たり前だった ^^;)
■通常ファームウェア ...[ More / Advanced Info ]をクリックし[ Firmware Archive ]から欲しいファームウェアをダウンロード(上記で2.11を選んだのならこちらも2.11にする(バージョンを合わせる))

ファームウェアの解凍には7zip対応アーカイバが必要なので持っていなければ用意しておく


- インストール -

カレントビルドのROCKboxを解凍する
標準フォントを解凍する
用意したフォントデータを[ /.rockbox/fonts ]にコピー

標準ファームウェアとCassiniファームウェアを解凍する
Cassini F/W のファイル名を[ D2N_P.bin ]にリネームする(標準F/Wの同名ファイルは不要なので消去)

D2をPCと接続する
SDカードのルート(直下)にROCKbox([ /.rockbox ])をコピーする
本体のルート(直下)にファームウェアの3本のファイルをコピーする
通常の手順に従ってD2を切り離しファームウェアのアップデートを行う

電源投入でROCKboxが起動すれば成功

起動したら日本語設定にする[ settings ]-[ General settings ]-[ Laungage ]-[ Japanese ]
次に[ 設定 ]-[ テーマ設定 ]-[ フォント ]で日本語のフォント(Osakaなど)を選択





- Cassini F/W を使ってROCKboxをデフォルトブートにしたくない場合は以下の方法でマルチブート用のファームウェア(ブートローダー)を作る -

D2をPCに接続する
標準F/Wを解凍する
準備段階で用意したRockbox Utilityを起動する
起動したらメニューに従ってD2+の本体メモリを指定する(その他のCowonからD2を選択)
[ インストール(I) ]タブの[ ブートローダーのインストール ]をクリックして[ D2N_P.bin ]を選択(本体メモリに作られる)すると自動的に本体メモリのルートにブートローダーが作成される
Rockbox Utilityを終了する
カレントビルドのROCKboxを解凍する
標準フォントを解凍する
用意したフォントデータを[ /.rockbox/fonts ]にコピー
SDカードのルート(直下)にROCKbox([ /.rockbox ])をコピーする
[ D2N_P.bin ]以外の2本のファイルを本体メモリのルート(直下)にコピーする
通常の手順に従ってD2を切り離しファームウェアのアップデートを行う

電源投入(こちらの場合デフォルトの起動がD2標準なのでRockbox起動アクション(電源ONにスライド、即ロック、即センター位置に戻す)で起動する)

基本的に質問不可、間違いの指摘は受け付けてます
あと、当たり前だけどこの手の事は自己責任でよろしく...ま、何かあっても責任取れるわけじゃないので ^^;



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