Waiting for the SOUND of Thunder  聞いた音楽とか


19990705 < OMEGA BOOST ORIGINAL SOUNDTRACK > 
発売元:SPE VISUAL WORKS INC. 発売日:19990619 コード:SVWC 7032


POLYPHONY DIGITAL が開発したSONYのプレイステーション用ゲーム「オメガブースト」のサントラ
総合的な評価としては、可も無く不可も無く、アレンジもキツくないし、オリジナルの雰囲気を十分に伝えている
一応、メインアレンジャー、コンポーザー、パフォーマーをCMJKが担当しているので、曲としてはテクノロックとかのジャンルになるのかな? ノリはいいです ^_^
ゲーム本体をプレイして、気にいった人なら買っても損は無いです...が、もうちょっと...という点もあります
まず第一に、著作権や版権の関係なのか、OPテーマである [ FEEDR ](結構有名なバンドらしく、サーチエンジンでそれなりの数ヒットします。あ、外国のバンドです ^^;)の[ SHADE ]が入っていないこと
次に、インナーが非常にあっさりしていて、曲目、EDテーマ[ izmir ]の歌詞、レコーディングなどのスタッフが載っているだけで、それ以外は何も無いです ^^;
まだ、確認していないのでよく判りませんが、OPの[ SHADE ]以外の曲は収録されているみたいです
特にファンだとか、気に入っているとかいうのでなければ、あまりオススメはしません ^^;



19990115 < MACROSS PLUS ORIGINAL SOUND TRACK PLUS~for fans only > 
発売元:ビクターエンターテインメント 発売日:19951122


前々から気になっていたマクロス・プラスのサントラを買ってしまった...しかも何故か後半の部分から(爆)
特に理由は無く、なんとなくっていうのが正直なところ
で、内容ですが、一応劇場版と既存のサントラ1&2に未収録の7曲、それとサントラから6曲を収録してあり、帯にはニュー&ベストアルバムと銘打ってあります
曲自体は菅野よう子らしく、どれもいいのだけれど、全体としての色を掴めないという ^^; インナーにもありますが、天才と○○は紙一重というのを痛感させますね ^^; いや、でもやはり凄い人なんでしょう
私は菅野ミュージックにはカウボーイ・ビバップから入ったのですが、やはりこの人には大きな編成のクラッシック的な楽曲が肌に合っているという印象を受けました。もちろん、ビバップなどのオールジャンルでも才能を発揮していますが...
全体の色を掴みかねるとは言いましたが、作品のサントラとしてはそれなりの出来に達していますので、菅野よう子のアルバムだから...ではなく、マクロス・プラスのサントラだからという事で聞けば十分作品の雰囲気を味わえるものとなっています ^_^
インナーに関しては、ドッグファイト(空中戦)がウリの一つになっている作品らしく、全体のイメージが空(それもカリフォルニア的な臭いのする空)でまとめられており、それに透かし紙がカバーやロゴに載せられており、独特の雰囲気が出ています
しかし、何より好感が持てたのは、解説の部分で、この曲はOVA版の何巻のどこのシーンに使われたとか細かく書かれており、サントラとして重要な要素がそつ無く押さえられていて、有りそうでいて今まであまり無かった部分にも着目して作られていてグッドです(笑)
お勧めは...あまりしませんが、買っても損はしないと思います ^^;



19990108 < 2002 PATLABOR2 the Movie SOUND RENEWAL > 
発売元:VAP VPCG-84663 発売日:199812005


こちらの2002の方も下記の1999と一緒で、基本的には曲自体には手を加えられておらず、ひたすら生録で楽器の構成を増やし、音に厚みを持たせています
あとは、ボーナス的に PATLABOR2 the Movie PRE SOUNDTRACK から4曲目の[ Riot ]を除く5曲が同時収録されています
それと、以前の PATLABOR2 the Movie ORIGINAL SOUNDTRACK"P2" との最大?の差は1曲目収録の[ outset ]という曲が、今回のLDやDVDのサウンドリニューアル版で[ from Asia ]という曲に差し換えられているため収録されていません ^^;
以前のLDやVIDEO版と今回のLD&DVD版とを見比べてみると、オープニングの熱帯雨林の中で雨に濡れた部隊がほぼ全滅するシーンの曲が挿し換わっているのが判ると思います...って私は公開時の版はもとよりDVDプレイヤーを持っていないので確認していませんが(苦笑)
PATLABOR2 the Movie TOKYO WARS の曲に関して以前のも今回のも含めて個人的な感想としては、音楽としては相当つまらないなぁ~  というのが正直なところですね ^^; でも、それは裏を返せば映像を引き立てるのに最大の効果を発揮していると言い替えられるのかもしれませんね、このアルバムに関しては
私はどちらかと言うと、本編使用曲よりは PRE SOUNDTRACK の一連の曲の方が好きで、[ "Asia" ]のうっとおしさ(帆場のテーマとはまた一味違ううっとおしさがありますね ^_^)や[ ...with Love ]の切なくて暗くて重くて深くて、でも愛していて、だけど愛ゆえの哀愁が漂う雰囲気なんて最高に好きですね ^^; 一応解説では「南雲しのぶと柘植行人の愛のテーマ」となっていますがそれだけに留まらない一つの形なんじゃなかろうかと思ってます ^^;
ジャケットの方は雪の降る中で交通整理?をしているレイバーの背のアップなんですがナンバープレート(車両扱いですからねぇ ^^; 公道に出るには車検を通してナンバーを取得しないといけないという ^^; )を見る限りではどうも95式のようですね ^^;
後日聞いた話では、実写パイロット版の98式イングラムなんだそーな ^^; どうりで何か違う気がしていたが...カッコ悪いっす ^^;
あとはインナーバックと裏ジャケットに「Ultima Ratio」の黄色い飛行船がCGで描かれています
しかし、今回の1999、2002のどちらのCDもトータルデザインが誰なのか判りませんが、なんというか...監督の押井守臭さがどこにも無いというか...作品のバックテーマをどちらも感じさせない作りになっているというのが正しいかな
これは[ "INQUEST" ]でも[ "P2" ]でも今回のアルバムと並べてみると一目瞭然だとは思いますが、特にインナーの中を比較してみると更に顕著かもしれないですね
私的には以前の押井守臭さというか、作品のバックテーマを凝縮したようなインナーの方がはっきり言って好きです ^^;
逆に一般的な感覚の持ち主には(と、いうか、押井守が全ての作品を通して意図し、求めているテーマが判らない、そういう意味では「フツー」の人達には)こちらの方がウケが良さそうですけどね(苦笑)
このアルバムを買うべきか否か...ファンの人以外はよした方が無難でしょう T_T



19990105 < 1999 PATLABOR THE MOVIE SOUND RENEWAL > 
発売元:㈱ワーナーミュージック・ジャパン WPC7-10001 発売日:19981210


色々とごちゃごちゃしている中、ようやく購入 ^_^
何はともあれ何処から聞いても川井憲治ミュージックで(当然だけど)安心して聞いていられます
劇場公開時のCD"INQUEST"と比較すると、あちこちのパートで生録りして、楽器の構成を増やし、音に厚みを出してありますが、あまり目立った変化というのはありません ^^;
ただ、所々オリジナルと曲の進行が違う場所があったりして、インナーからも読み取れますが、いかに当時の資料が残っていなかったを物語っています(笑)
あとは"INQUEST"に収録されてあった数曲が無くなり、新規に収録された曲や、"PATLABOR CD BOX"よりボーナストラックとして4曲が収録されています
ジャケットは現実にレイバーがあるという風景を作り出そうとしていますが、どうも左はじに見えている98式以外は、人物(おそらくは泉野明でしょう)と寄り掛かっているレイバーの足とが妙に浮いてしまっていて、ちょっと...^^;
少し耳に挟んだ話では実写パイロット版の1シーンだとか!?
そういえば、泉野明役のモデルさんもVol.4の"INFINITY"とは変わっていますね
"INFINITY"では富田邦子?さんでしたが、今回は寺本明子?さんになっています
ちょっとインナーの写真が元気が良すぎて不自然っす ^^;
泉野明の雰囲気としては富田さんのほうが近い気がするんですけどね ^^; それと"INFINITY"の撮影場所は本当に東京湾の埋立地で今は若洲海浜公園とかになってます
この"INFINITY"のインナーを見ると、私が昔よく遊びに行っていた(近所なんですよ)当時の写真なので、非常に懐かしく、俺って荒野の風景って好きなんだなぁ~ と再認識させられます(笑)
それはそうと、このアルバムでの一番気に入った曲は21曲目の[ 湾岸BREAK ]です
軽快で軽いリズムに澄んだ楽器編成で、目を閉じて曲を聴けば情景が目に浮かんで、題名なんて知らなくても大体似たような題を思いつくような川井憲治の真骨頂のような曲です ^_^